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耳垢、耳くそを耳かき等で耳掃除することは不要!?

体を清潔に保つためのエチケットのひとつとして、普段から耳かき等で「耳掃除」を行っている方は多いでしょう。
耳垢(耳くそ)が溜まった状態では中耳炎などの症状が出やすいなんて話もまことしやかに語られ、私たちは子供の頃から当たり前に耳掃除を行ってきました。
耳掃除
しかし近年、医学会で耳掃除の常識を覆すような研究結果が発表されています。
アメリカ耳鼻咽喉科頭頸部外科学会で聴力委員会会長を務めるダグラス・バッコウス医学博士によれば、「人間が耳掃除をする必要は一切ない」というのです。

そんなことを言われても、素直に受け入れられないという方も少なくないでしょう。
もはや耳掃除が習慣になっているという方は、定期的に耳垢を取らないと気持ち悪くて耐えられないかもしれません。

しかし、耳掃除を不要とする説にはちゃんとした根拠があるのです。
最終的に、これからも耳掃除を続けるかどうかはあなた次第ですが、ぜひ一度理由を読んでみてください。
以下に、耳掃除が推奨できない理由について詳しくまとめておきます。

耳アカは人体に必要なものだった

耳掃除がなぜ不要なのか…その理由を一言でいうならば「耳アカは必要なものだから」です。
なんとなく不衛生なイメージがあった耳アカですが、実は耳を守るために重要な役割を持っていることがわかったのです。

耳アカは本来、耳を清潔に保つために分泌されるものです。
「耳アカ」なんて不名誉な名前がついてはいますが、実は単なる老廃物の塊ではないので「アカ」という名称はふさわしくないかもしれません。

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耳アカは、耳の中に入り込んでくるホコリや汚れをキャッチする働きを持っています。
ベタベタしているのは、外から入ってきた異物をくっつけて取りやすくするためなのです。
また、耳アカそのものに抗菌性があり、耳の中で雑菌が繁殖するのを防ぐ役割も期待できます。

そして重要なのが、耳アカが耳内部の潤いを保ってくれるという点です。
耳の内部に適度な水分量を保つことで、耳が乾燥による病気を発症することを防いでくれます。

このように、耳アカは耳の保護のために重要な役割をいくつも担っているのです。
もしも綺麗さっぱり耳アカを除去してしまったら…耳にはホコリが入りやすくなり、雑菌が繁殖しやすくなり、乾燥によって炎症を起こす可能性が高まります。
まさに、耳かきは百害あって一利なしだといえるでしょう。

そもそも勝手に耳掃除はされている

耳かきをしなくても良いとする理由のひとつですが、耳はわざわざ手を加えなくても勝手に綺麗になります。
これは「自浄作用」と呼ばれる現象で、人間にもともと備わっている機能です。

人間は食事をとるとき、小刻みにアゴを動かします。
すると、アゴの振動に合わせて不要になった耳アカのカスが外に排出されるのです。
乾燥して役割を終えた耳アカは勝手に外へと出てゆき、内部にはまた新しい耳アカが分泌されます。

掃除しなくても勝手に排出される様子を、ダグラス・バッコウス医学博士は「耳垢がエスカレーターに乗っているようなものだ」と表現しています。
しかし、耳掃除をするために綿棒をいれると、このサイクルが乱れて逆効果となってしまうのです。
綺麗になるどころか、せっかく排出寸前だった耳アカが耳の奥にねじ込まれ、取り出すのが困難になってしまうことも珍しくありません。

苦労して掃除したのにどんどん逆効果になっていく耳掃除。
習慣化しているとすぐにはやめられないかもしれませんが、耳を綺麗に保ちたいなら耳掃除は早めにやめておいたほうが賢明だといえるでしょう。

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