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赤く腫れるなら「蚊アレルギー」を疑おう

蚊に刺されただけなのに、異常に赤く腫れ上がってしまった…なんて経験はありませんか?
もしかするとその症状、偶然ではなく「蚊アレルギー」によるものかもしれません。

蚊

蚊アレルギーは正式名称を「蚊刺過敏症(ぶんしかびんしょう)」といいます。
正確に言うとアレルギー反応ではなく「ウイルス感染症」の一種なのですが、症状がアレルギー反応に似ていることから蚊アレルギーと呼ばれています。

蚊アレルギーの原因となるのは「エプスタイン・バー・ウイルス(EBウイルス)」です。
感染すると風邪に似た症状を引き起こすため、本人は気づいていなくても成人の95%が感染した経験を持つとされるありふれたウイルスです。

多くの場合、EBウイルスは軽度の体調不良を引き起こす程度で、大して恐ろしいウイルスでもありません。
しかしごく稀に、EBウイルスが免疫を司る「T細胞」に感染してしまうケースがあり、それが原因で「慢性活動性EBウイルス感染症」という病を発症します。

慢性活動性EBウイルス感染症にかかっている人が蚊に刺されると、アレルギー反応に似た症状が現れることがあります。
蚊に刺されて異常に赤く腫れるというのがその典型ですが、他にも水ぶくれ・潰瘍・リンパの腫れ・発熱などの症状が出る場合があります。
症状が酷いようなら、「蚊に刺されただけだから」とタカをくくらず、速やかに病院で診断を受けるようにしましょう。

慢性活動性EBウイルス感染症の疑いがある場合は病院へ

蚊アレルギーの原因となる「慢性活動性EBウイルス感染症」ですが、実はかなり恐ろしい病です。
症状には個人差がありますが、場合によっては死に至ることも珍しくない病気なので絶対にナメてかかってはいけません。
近年では、2015年に「ふたりはプリキュア Splash☆Star」などで声優を担当した松来未祐さんが慢性活動性EBウイルス感染症によってお亡くなりになられています。

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そもそもEBウイルスは地球上のどこにでも居るウイルスで、成人ならほとんどの人が抗体を持っているので過度に恐れる必要はありません。
EBウイルスに感染してもほとんどの場合は風邪に似た症状が出るだけで、放置していても抗体ができるため1~2週間で症状が治まるとされています。
慢性活動性EBウイルス感染症は、日本国内で年間100人程度しか発症しない珍しい病気なのです。

しかし珍しい病気であることが災いして、症状が悪化しきるまで慢性活動性EBウイルス感染症にかかっていることに気づかないという人も少なくありません。
症状の軽いうちに治療を始めれば95%の人が快方に向かいますが、症状が重くなりすぎると治療が間に合わなくなってしまうので注意が必要です。

実は「蚊アレルギー」は、慢性活動性EBウイルス感染症にかかっているかどうかの判断基準にもなります。
蚊に刺された直後から「赤く腫れた」「水ぶくれができた」「潰瘍ができた」「リンパが腫れた」「熱が出た」などの症状が出たら、慢性活動性EBウイルス感染症の可能性を疑いましょう。
100%というわけではありませんが、こうした症状が慢性活動性EBウイルス感染症の潜伏を示唆している可能性は充分にあります。

「アレルギー反応」と「蚊アレルギー」は違う!?

蚊に刺されて赤く腫れたら「蚊アレルギー」を疑うのも大切ですが、しかし蚊に刺されて腫れる原因の全てが蚊アレルギーにあるというわけではありません。
蚊アレルギーは慢性活動性EBウイルス感染症によって発生する症状ですが、慢性活動性EBウイルス感染症は滅多に発症しない珍しい病気だからです。

赤く腫れた原因として、単に「アレルギー反応」が起きただけというケースもあります。
名前が似ているのでちょっとややこしいのですが、「アレルギー反応」と「蚊アレルギー」は全くの別物です。

アレルギー反応は、蚊が刺したときに分泌する「蚊の唾液」に皮膚が過剰反応して起こる症状です。
赤く腫れたり、場合によっては水ぶくれなどを起こすこともありますが、ほとんどの場合は命にかかわるほど重い症状を引き起こしません。
一般的に「虫刺され」と呼ばれる症状と同じですが、個人差によって少しだけ人より赤く腫れているのがアレルギー反応です。

EBウイルスを原因として起こる「蚊アレルギー」は珍しい症状なので、蚊に刺されて赤く腫れた場合のほとんどは「アレルギー反応」だと思ってよいでしょう。
実際、病院に行っても最初は「アレルギー反応」の治療が行われ、それでも治らない場合に「蚊アレルギー」の治療に移行するというケースが多いと言われています。

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