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抗うつ剤の離脱症状

離脱症状って一体なに?

現代の日本には、実に100万人を超えるうつ病患者がいると考えられています。
うつ病は誰にでも発症する可能性があり、悪化すれば自ら命を絶ってしまいかねない危険な病気です。

そんなうつ病を治す手だてとして「抗うつ剤」がよく用いられますが、抗うつ剤には「離脱症状」があるということをご存知でしたか?
ザックリ言うと、離脱症状とは「薬の服用をやめると出る副作用」のことです。

通常、副作用は薬を飲んだときに出ます。
しかし抗うつ剤には、服用中ではなく薬をやめてから出る副作用があるのです。

副作用が遅れて現れるメカニズムは意外に簡単です。
定期的に抗うつ剤を飲んでいると、体が自然と「この成分が定期的に入ってくるんだな」と覚えてしまいます。
すると人間の体は「抗うつ剤の成分ありき」で体調を調整するようになってしまうのです。
そこでいきなり抗うつ剤をやめると、入ってくるはずの成分が足りなくなってしまうので体調のバランスが崩れるというわけです。

毎月入ってきていた給料がある日突然ゼロになったら生活できなくなるのと同様に、抗うつ剤をやめるということは体内に与えていた成分をいきなりゼロにしてしまうということなので、体が変化についていけなくなって無理が生じるのです。

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離脱症状がある薬でも副作用はある

離脱症状についてたまに勘違いしている方がいます。
「離脱症状のある抗うつ剤は、副作用が出ない」という勘違いです。

離脱症状はあくまで「薬をやめたときに出る副作用」のことなので、薬によっては服用中にも副作用が出ます。
一般的に「離脱症状」と「副作用」で言い分けられているのは、副作用が出るタイミングの違いしか無いということを覚えておきましょう。

抗うつ剤の服用中に出る副作用としては、体重増加・性機能障害・めまい・ふらつき・便秘・眠気・不眠などがあります。
ただしひとくちに「抗うつ剤」と言っても種類があるため、全ての抗うつ剤でこのような副作用が出るというわけではありません。
実際の副作用は抗うつ剤の成分によって異なりますので、副作用の種類は処方してもらった病院や薬局などで尋ねましょう。

離脱症状にはどんな種類がある?

抗うつ剤の離脱症状として有名なのが「シャンビリ」と呼ばれるものです。
シャンシャンと耳鳴り、ビリビリと手足のしびれを感じるというところから俗にシャンビリと呼ばれています。
抗うつ剤のなかでも「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」などがシャンビリを引き起こしやすいと考えられています。

他にも、抗うつ剤をやめることで頭痛・めまい・吐き気・しびれ・だるさ・耳鳴り・イラつき・不眠・不安感などを感じることがあります。
この中からひとつの症状だけが強く出ることもあれば、複数の症状が合わさって現れる場合もあるので、どんな離脱症状が出るのかは実際に抗うつ剤をやめてみるまで断定できません。
抗うつ剤によって生じる離脱症状は異なりますので、詳しくはかかりつけのお医者さんに確認してみるとよいでしょう。

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