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カップ麺にはカップラーメン、カップそば、カップうどんなどの多くの種類のインスタント麺がありますが、これらはよく「体に悪い」、「健康に悪い」とよく言われることがあります。
実際のところ、カップ麺は有害なのか無害なのか、晴れて安全だと言うことができるのかについて考察してみたいと思います。
インスタント麺、カップ麺の栄養成分と健康への危険性
インスタント麺、カップ麺の栄養成分は一般的に以下のものが表記されています。
- エネルギー
- タンパク質
- 脂質
- 炭水化物
- ナトリウム
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- カルシウム
- 食塩
また、他の食品同様に食品添加物や酸化防止剤も含まれています。
いずれにしても、他の食品と比べて、これが健康に悪いというものは見受けられません。
しかし、アメリカの巨大病院である「メイヨー・クリニック」の調査結果において、インスタント麺をよく食べる人の心臓病、脳卒中、糖尿病、メタボリック症候群などの成人病の発病率が高くなることが発表されました。
また、女性においては、週に2回以上インスタント麺を食べるとメタボ症候群になる危険性が高くなるとのことです。
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ただ、その理由としては、インスタント麺、カップ麺には脂肪分や塩分が多く含まれていることが問題であると考えられます。特にアメリカであれば、インスタント麺はインスタントラーメンが多く、カップ麺はカップラーメンが多く、そばやうどんよりも脂肪分や塩分は多いと考えられます。
また、インスタント麺、カップ麺をよく食べる人はそもそも3食に加えてインスタント麺を食べることも多いと考えられますので、統計的な数字を押し上げていると考えられます。
ただ、メイヨー・クリニックが健康に害があるとするカップ麺の成分については、上記以外の要因をあげています。
カップ麺の容器の有害性
メイヨー・クリニックは、カップラーメンの容器から溶け出す「ビスフェノールA」は環境ホルモンと呼ばれる内分泌かく乱物質が健康への有害性を指摘しています。
環境ホルモンは生殖機能の低下や、アレルギー、一部の癌などの要因とされていますので、明らかに人体に有害であると考えられます。
インスタント麺、カップ麺による健康被害を予防するには
以上のことから、インスタント麺、カップ麺の食べ過ぎによる健康被害を予防するためには、以下の事を心がけるようにしましょう。
- インスタント麺、カップ麺を食べる回数を減らす。(できれば週2回未満に抑える。)
- 食塩やカロリーの取りすぎを防ぐため、スープ、汁を全部飲まない。
- 油で揚げていないノンフライ麺を中心にする。
- 油分を落とすため、フライ麺は湯を一度捨てて入れなおす。
- 環境ホルモンによる被害を防ぐため、カップ麺は容器から取り出して別の食器に移して湯を入れる。
- 塩分を体から排出する成分であるカリウムを多く含む野菜等を合わせて食べる。
現時点においては、インスタント麺やカップ麺に想像していたほど大きな健康被害は無いと考えられますが、これらを常に意識し健康管理を心がけましょう。
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