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写真の劣化と正しい保存方法

デジタルカメラが普及し、かつてのフィルムカメラで撮影されたフィルム写真を見る機会が極めて少なくなってきました。

写真

しかし最近、若い女の子たちの間で富士フイルムの「写ルンです」などの使い捨てカメラが再び流行の兆しを見せているようです。再ブーム到来の兆しですね。

使い捨てカメラで撮影した写真にはフィルム写真特有の風合いがあり、ノスタルジーな雰囲気のある写真を仕上げるのに適しているのです。
また、カメラ知識の無い初心者でも簡単に使いこなすことが出来るのも、使い捨てカメラならではの魅力と言えるでしょう。

しかし、使い捨てカメラで撮影した写真は「保存方法」に気を使う必要があるのが難点です。
デジカメやスマホで撮影したデジタルデータの写真と違い、使い捨てカメラで撮った写真はキチンと保存しなければすぐに劣化してしまいます。
何も考えずに放置しておくと、わずか数年で顔の判別が出来ないほど写真の色がにじんでしまうことも珍しくありません。

そこで今回は、使い捨てカメラで撮った写真を長く保存する方法をご紹介しましょう。
ちょっと工夫するだけで、見違えるほどに写真の劣化を抑えることができますよ。

写真の一番の大敵は紫外線

写真立てに入れて大切に飾っておいた写真が、だんだん色褪せてきてしまった…なんて経験はありませんか?

実は、そうして写真が色褪せる最も大きな原因は「紫外線」だと考えられます。

紫外線

フィルム式の写真は紫外線の影響を大きく受けてしまいます。
紫外線には一種の漂白作用があり、印刷物から色を抜いてしまう働きがあるからです。
屋外に設置された看板の色が抜けて文字が読めなくなっているのを目にすることがありますが、それも太陽光から放射される紫外線が看板の色に反応して起こる現象なのです。

写真にも、これと全く同じ現象が起こります。
フィルム式の写真に太陽光を当て続けると、紫外線が写真の色素を分解し、色褪せを起こしてしまいます。
また、実はテレビや蛍光灯も紫外線を出しており、太陽光と同じように写真の色素を分解するので注意が必要です。

つまり、写真を劣化させないためには「光にあてないようにする」ことが最も重要なのです。
アルバムに入れておくのがベストですが、写真立てに入れて飾りたい場合は窓際やテレビの近くを避けるだけでも充分効果が出ます。
極力劣化させずに写真を飾りたい場合は、リビングや玄関といった明るい部屋よりも、寝室などの暗めの部屋に飾るのが良いでしょう。

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湿気を徹底的に除去しよう!

写真の保存において、意外に盲点になりがちなのが湿気・湿度です。
当たり前ですが、写真は紙で出来ているので水分に弱いという特徴があります。
湿度の高い部屋に写真を保管し続ければ、写真が空気中の水分を吸ってしまうため、劣化スピードが急速に高まります。

湿気・湿度

湿気に含まれるオゾンは、紫外線よりも色素を破壊する力が強いとも言われています。
紫外線が当たらないような暗い場所に置いておいた写真が色褪せてしまうのはオゾンの作用が原因です。
さらに、湿気を吸った写真は縮んだり、カビが生えやすくなるという特徴もあります。

こうした数々の劣化を防ぐために、長期間保存したい写真は湿気を除去した場所で保管する必要があります。
特に使い捨てカメラやチェキで撮影した写真はアルバムに入れる前にしっかりと乾かすことが重要です。
現像した写真は太陽光に当てないように、風通しの良い場所で数日は自然乾燥させてからアルバムに入れましょう。

また、タッパーなどの密閉容器に乾燥材と共に入れておくのも湿気対策には有効です。

写真は重ねて保存しないようにするのがポイント

写真を重ねて束にしておくと、写真同士がくっついて離れなくなってしまうことがあります。
軽いものならぺリぺリと手で剥がせますが、酷くなるとインクが完全に癒着してしまい、無理に剥がすとインクごと剥がれてしまうなんてことも…

これは、写真の現像に使われる「酸」が原因で起こる現象です。
使い捨てカメラで撮った写真は、写真屋さんで現像してもらうのが一般的です。
そこで使われる薬剤のなかには酸を含んでいるものがあり、これが写真同士をくっつけてしまう原因になるのです。

フイルム写真

適切に保存していれば、この酸が写真に悪影響を及ぼすことはありません。
しかし室温の高い部屋や、湿度の高い部屋に写真を放置しておくと、写真に含まれている酸が少しづつ溶けだしてきます。
こうしてにじみ出た酸が写真同士をくっつけ、インク?がれの原因を作ってしまうのです。

写真同士のくっつきを防ぐためには、写真を重ねて保管しないことがベストです。
アルバムに1枚づつ入れるのが最も良い方法だと言えるでしょう。

また、写真を保管する部屋に一定の温度と湿度を保たせるのも有効です。
気温の変動を受けやすい窓辺の部屋を避け、寝室など常に快適に過ごせる部屋に保管するのが良いでしょう。

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