Sponsored Link

一般的なパンの原材料と基礎知識

みなさんは「パン」って何で出来ているか知っていますか?
「小麦粉」が使われていることくらいは知っている方も多いでしょうが、小麦粉以外にどんな材料が使われているか即答できますか?
今回は、今さら聞けない「パンの基本知識」について解説していきましょう。

まず、一般的なパンの原材料についてです。
パンは小麦粉を練って作られますが、もちろん小麦粉だけで出来ているわけではありません。

小麦

一般的なパンを作るために最低限欠かせない原材料は、「小麦粉(強力粉)」「イースト菌」「水」「塩」の4つです。
パンの種類によってこれ以外の材料を使うこともありますが、この4つさえあればちゃんとしたパンを作ることが可能です。

小麦粉を水で練ると、「グルテン」という物質ができます。
グルテンはパンに弾力や膨張力を与える重要なタンパク質で、しっかりとグルテンができなければ美味しいパンは焼けません。
塩にはグルテンを強化する働きがあるので、水と塩はただの小麦粉を強いグルテンを持つ「パン生地」に変えるために必要不可欠なのです。

イースト菌を加えると、パン生地の中で炭酸ガスが生まれます。
ただの小麦粉ならガスは勝手に抜けてしまいますが、水と塩で練ってグルテンができているパン生地なら、内側から炭酸ガスに押されても破れず、生地全体が膨張します。
炭酸ガスで膨らんだパン生地を、そのまま焼いて固めたものが、私たちが普段食べている「パン」になるのです。

基本的なパンの作り方

小麦粉・イースト菌・水・塩の4つだけでパンを作る方法をご紹介します。
あくまで「基本的なパン」の作り方なので市販のパンには味が劣りますが、パンの基本を学ぶために一度作ってみるのもよいでしょう。

パン
基本的なパンの作り方を知っていれば、味を変えたり具を入れたりして、工夫を凝らした美味しいパンを作ることができるようになりますよ。

Sponsored Link

①材料をこねる

ボウルに小麦粉・塩・ドライイーストを加え、水を加えてよくこねあわせます。
10分ほどこねていると耳たぶくらいの固さになります。

②1次発酵を行う

パン生地を丸めた状態にしてボウルに入れ、濡れ布巾をかけて暖かい場所に置いておきます。
30分~1時間ほどで、元の状態の倍くらいの大きさになります。

③ベンチタイム

膨らんだ生地を手で軽く抑えてガスを抜きます。
ボウルから一旦取り出し、ナイフで10等分し、丸い形に整形してから濡れ布巾をかけて10分休ませます。

④2次発酵を行う

オーブン用シートを敷いた天板に生地を並べ、濡れ布巾をかけてしばらく置きます。
30分~1時間ほど経過すると、パン生地が一回り大きくなります。

⑤オーブンで焼く

200℃に予熱したオーブンで10分~15分ほど焼きあげれば完成です。

ちょっと変わった材料を使うパン

日本には小麦粉の代わりに「米粉」を使って焼いたパンがありますが、世界には他にも変わった材料で作るパンが多数存在します。
ドイツなどの国ではライ麦で作る「ライ麦パン」が主流ですが、、他にも「とうもろこし粉」「麦芽粉」「エンバク粉」などでパンを作る国もあります。
基本的にグルテンを生成することのできる穀物粉を使えば、小麦粉以外の粉でもパンを作ることが可能なのです。

一見必要不可欠に見える「イースト菌」を使わないパンも存在します。
イースト菌を使わないパンは「無発酵パン」と呼ばれ、ユダヤ教徒やカトリック教徒に今日でも広く食べられているパンの形態です。
調理工程で全く膨らませていないので、無発酵パンは私たちが想像するパンというよりはクラッカーやビスケットに近い仕上がりになることが多いです。
日本でも有名なところでいえば、「ナン」「トルティーヤ」が代表的な無発酵パンで、広義ではイースト菌ではなくベーキングパウダーで膨らませる「スコーン」や「マフィン」を無発酵パンに含める場合もあります。

グルテンの生成を助けるために必要な「塩」も、他の素材で代替する場合があります。
塩分を含んでいる材料を使えば塩を入れなくてもパンを作れるため、「バター」「マーガリン」などを加えれば良いのです。
塩の代わりにバターを練りこんだパンは、私たちもよく知っている「バターロール」などのパンですね。

塩分調整などの理由で全く塩を入れたくない場合は、砂糖を代わりに入れるのが主流です。
砂糖も、塩と同じようにグルテンの生成を助けてくれるため、問題なく美味しいパンを焼くことができます。

Sponsored Link