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日本には、発見されているだけで4000種以上のハチがいます。
この中には人間を襲う種類も多く、特にスズメバチ・アシナガバチ・クマバチ・ミツバチは、人間が住むエリアに出没する確率の高い危険なハチです。

蜂さされ

ハチに刺されたときはすぐにその場から逃げる!

ハチの種類によっても攻撃性・危険性に差がありますが、どのハチに刺されたときにも共通して言える対処法があります。
何よりも最初に行うべき対処は「ハチに刺された地点から出来るだけ遠くに逃げる」ことです。
なぜなら、1匹のハチが人間を刺すと、その周囲に隠れていた仲間のハチが興奮して襲ってくる可能性があるからです。
スズメバチ
ハチの毒液には「警報フェロモン」という成分が含まれています。
これが噴射されると、その周囲にいるハチはそこにいる人間を敵とみなして襲ってきます。
ハチに一度刺されただけで死亡するケースはそう多くありませんが、同時に何度も刺された場合は「アナフィラキシーショック」という症状を起こしやすくなり、死亡率が一気に高くなります。
現に、日本では年間20人ほどがハチ刺されによるアナフィラキシーショックで死亡しているのです。

そのため、ハチに刺されたらまずはその場から逃げ、再び別のハチに刺されることを防ぐ必要があるのです。
まずは近くの建物や車の中に逃げ込み、安全を確認してから応急処置を始めましょう。

病院に向かうまでの間にできる応急処置

ハチに刺されたら、痛みが少なくても必ず病院に言って医師の診察を受けましょう。
応急処置を行うことは大切ですが、アナフィラキシーショックが起こっているかどうかの診断は素人にはできません。
ここでご紹介するのはあくまで「病院に向かうまでの間の応急処置」ですので、応急処置だけでハチ刺されが完治することは無いと頭に入れておきましょう。
応急処置
さて、ハチに刺されたあと安全な場所に移動できたら、まずは患部から毒針を取り除きましょう。
刺したのがミツバチ類だった場合、刺された場所にはミツバチの針が残っているはずです。
ただし、刺したのがスズメバチやアシナガバチだった場合、患部に針は残りません。

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毒針を抜くときは、カードのようなもので横から払うように抜くのがポイントです。
ミツバチの針には「毒嚢(どくのう)」という、ハチ毒を溜めるための袋がついているため、針を指でつまんで抜こうとすると毒嚢が潰れて傷口に毒が流れ込む危険があります。
毒嚢は目に見えるので、ピンセットを持っている場合は毒嚢を避けて硬い針部分だけをつまむことが可能です。

針を取ったら、流水で患部を洗い流しましょう。
強くこすったりせず、傷口の周囲を軽くつまんで毒を絞り出すイメージで行います。
流水で洗えば傷口から毒が流れ出すので、多少は痛みが軽減するはずです。
流水
毒を洗い流したら、虫刺されの薬を塗るのも効果的です。
市販されている虫刺されの薬には「抗ヒスタミン系」の成分が含まれていることが多く、一時的に症状を和らげてくれる働きがあります。
薬の説明書きに「ハチ刺され」と表記があるものならなお良いでしょう。

あとは保冷剤や氷などを使い、患部を冷やすことで痛みを和らげます。
ここまでが、自分で出来るハチ刺されの応急処置の手順です。
あくまで応急処置なので、ここま出来たら病院に行って診察を受けましょう。

絶対にやってはいけない対処法

ハチに刺されたときの対処法として「刺された部分にオシッコをかける」という民間伝承がありますが、これは現代医学の観点から見て何の根拠もないデマです。
尿に含まれるアンモニアがハチ毒の中和効果を持つという勘違いから生まれた俗説ですが、ハチの毒はタンパク質から出来ており、アンモニアで分解することはできない種類の毒です。
それどころか、ハチに刺された部分にオシッコをかけると、傷口から雑菌が入り、症状が悪化する確率がグンと高くなるので絶対にやらないでください。

また「ハチの毒を口で吸い出す」というのも間違った治療法です。
アニメやドラマなどでよく見られる手法ですが、ハチの毒を口で吸い出すと、毒が口の中から侵入してくる恐れがあります。
口の中にできた小さな傷に毒が入ると二次被害を招きますので、口で毒を吸い出す好意は控えましょう。

ただし、毒を吸い出すという対処法自体は間違っていません。
幹部からハチ毒を吸い出すためには、アウトドアショップ等で手に入る「吸引器(リムーバー)」を使いましょう。

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