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思わぬ場所からの出火…避けるためにはどうすれば良い?

昔から恐ろしいものを「地震・雷・火事・親父(台風)」と並べて語られるように、人類にとって「火事」はこの世で最も恐ろしい現象のひとつに数えられてきました。
街中に消防署がくまなく配置され、建物が耐火コンクリートで造られるようになった現在でも、火事が完全に無くなるということはありません。
火事
総務省統計局によれば日本では年間5万件前後の火事が発生しているといい、火事による死者数は毎年1500人を上回ります。
ひとつの家で巻き起こった火事が周囲の住宅を巻き込んで大きくなるというケースも珍しくない以上、私たちの生活と火事は決して無縁ではないのです。

凄惨な火事に巻き込まれないためには、ひとりひとりが火事を起こさないよう用心する必要があります。
普段の生活の思わぬきっかけで出火した炎が大きな火事を招くことも多いため、あらかじめ火災の原因を知って対策を立てておきましょう。
いざという時のための備えが、あなたの命を救うこともあるのです。

タバコ火災が非常に多い

悲しいことに日本で一番多い出火原因は「放火」です。
しかし、放火に追いつく勢いで競っている出火原因が「タバコ火災」だという点も放ってはおけません。
消防庁の発表によれば、日本では年間4000件~5000件ものタバコ火災が発生しており、死者を出してしまったケースも少なくありません。

タバコ火災が起こるのは、自宅の中でタバコを吸う方が居る家庭に多いようです。
屋外やベランダまでタバコを吸いに出るのではなく、部屋の中でタバコを吸ったことで家具などに火が燃え移るというわけです。

本人はしっかり火を消したつもりでいても、タバコの火が完全に消えていなかったというケースがタバコ火災を発生させます。
なかでも、知らないうちに地面に落ちていたタバコの灰が布団やゴミに燃え移り、気が付いたときには部屋に燃え移ってしまっていた…というようなケースが多くなっています。

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タバコ火災が厄介なのは、火がすぐに出るわけではないという点です。
喫煙者本人も気づかなかった程度の小さな火が、少しづつ時間をかけて他の物に燃え広がっていくのです。
布団に灰を落としてしまったというケースでは、灰を落としてから3時間後に本格的な火災が発生したことが報告されています。

出火までにそれだけの時間が空いてしまうと、タバコを吸った本人も外出してしまうかもしれませんし、寝てしまうかもしれません。
つまり、タバコ火災は火が小さいうちに気付くということが困難な火事なのです。

タバコ火災を防ぐためには、タバコの灰が落ちても問題ないように屋外に行く、タバコの火は完全に消えたことを確認して灰皿に捨てるなどの習慣付けが求められます。

コンロからの出火にも要注意!

タバコを吸う人が居ない家庭では、コンロ付近から出火することが多いです。
コンロからの出火による火事も、タバコ火災と同じく年間4000件~5000件は報告されています。

コンロから火が出る理由としては、圧倒的に「天ぷら油火災」が多くなっています。
食用油は加熱しすぎると煙や炎を発生させやすく、跳ねた油が炎を大きくしてしまうため大きな火事に繋がりやすいのです。
天ぷら油火災は「揚げ物をしているときにはコンロ付近から離れない」という当たり前のことを守るだけで防げる火事ですが、料理に慣れているはずの方が油断して調理場を離れ、ウッカリ火がついていることを忘れてしまうというケースが後を絶ちません。

コンロを出火元とする火災を防ぐためには、安全装置のついたセンサーコンロを使用するのも有効です。
センサーコンロは油の温度が高温になりすぎると自動的に火が止まるタイプのコンロで、天ぷら油火災の防止に大きく役立っています。

意外に多い!たき火による火災

放火、タバコ、コンロ…と火災原因が続き、次に多い火災原因が「たき火による火災」です。
落ち葉焚きやキャンプファイヤー、農家による野焼きなど、一般の方が行ったたき火によって発生する火災件数は年間3000件を上回ります。

たき火による火災は昔から後を絶たないため、日本の法律では一定の理由で行われるたき火を禁止しているほどです。
宗教上の理由によるたき火や軽微なキャンプファイヤーなどを除き、野焼きなど規模の大きいたき火は法律違反となります。

たき火による火災を防ぐためには、たき火を行うまえに周囲の確認をしておく必要があります。
周囲に燃え広がりやすい物は置かれていないか、炎が舞うほど風が強くはないか、などのポイントを踏まえてたき火を行いましょう。
また、万が一に備えて消火器や水を用意しておくことも大切です。

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