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竜巻はとても危険な災害

台風や地震などの災害と比べれば数が少ないので危機感が沸きにくいかもしれませんが、竜巻は大変危険な災害です。
大きな竜巻だと台風の比ではないほどの強風が局地的に吹き荒れ、アメリカなどでは毎年竜巻による死傷者が出ています。
竜巻
風の強さもさることながら、竜巻の内部では巻き込まれた物体が高速回転しているのが恐ろしいところです。
竜巻に巻き込まれるということは、大量の刃物が入った巨大なミキサーに放り込まれるようなものなのです。
最大規模の竜巻に巻き込まれば、まず無事では済まないでしょう。

日本では地理的な条件により海外ほど竜巻が発生しませんが、それでも年間10~30個程度の竜巻が観測されています。
最大で等級「F3」の竜巻が観測された事例もあり、これは民家が倒壊し、汽車でも横転するレベルの竜巻に位置付けられています。

万が一竜巻に遭遇してしまった場合は、一刻も早く頑丈な建物などに避難する必要があります。
竜巻は進行速度もかなり早いので、判断が遅れれば一瞬で追いつかれてしまうでしょう。

気象予報士の力を以てしても、竜巻の発生ポイントを完璧に予測することはできません。
しかし、竜巻が発生する場所には「竜巻が現れる前兆」が現れることがあるため、大事に至る前に対策を立てることは可能です。

ここからは、竜巻が発生する直前に起こる前兆をご紹介していきます。
もしもこれらの前兆に遭遇したら、いつでも避難できるように備えておきましょう。

急激に空が暗くなる

竜巻が発生する直前には、急激に空が暗くなることがあります。
特に日中は、突如として日の光が遮られるので変化が顕著に現れます。

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これは、竜巻の原因となる「積乱雲」が頭上に近づいてきたという予兆です。
積乱雲はかなり分厚い雲なので、近くに来ると突然夜になってしまったかのように空を覆うことがあります。

真上に積乱雲があると、その場で強力な上昇気流が発生し、竜巻へと変化することがあります。
そうでなくとも、積乱雲が真上に来たときには雷を伴った雨が発生しやすいので、晴れているうちに建物へ避難しておいたほうが無難です。

乳房雲が観測される

アメリカなどでは、竜巻発生の予測方法として「乳房雲」の存在が広く知られています。
乳房雲は、大量のピンポン玉が空を埋め尽くすような見た目をしている特徴的な形の雲です。

乳房雲が発生するのは、上空の気流が乱れているためだと考えられています。
上空で激しくぶつかり合った空気がやがて乱気流として発達し、やがて竜巻という形で地上に現れるのです。

草や土の匂いが漂う

外を歩いていると、突然むわっとした草や土の匂いがした経験はありませんか?
実はそれ、竜巻の予兆かもしれないんです。

これは「ガストフロント」と呼ばれる現象によるもので、積乱雲から流れ出した空気の塊が地面を這っている状態です。
ガストフロントによって下りてきた冷たい空気が、地上にもともとあった温かい空気を押し上げているため、地面付近を漂っていた草や土の香りが鼻に届くというわけです。
この匂いがしてからほどなくして、ガストフロントによる強烈な突風がもたらされることがあります。

厳密に言えばガストフロントは竜巻とは異なる現象なのですが、竜巻に負けず劣らずの強風を巻き起こす現象です。
また、ガストフロントも竜巻も大元は同じ積乱雲なので、そのまま竜巻の発生に繋がる可能性もあるため油断できません。

急激な頭痛や耳鳴り

竜巻が発生すると急激に気圧が下がります。
そのため、気圧低下に伴う頭痛や耳鳴りを併発することがあるのです。

なんと、大きな竜巻の内部では数10hPaも気圧が下がることが分かっています。
気圧の変化が極端すぎて、付近のトイレでは水が逆流することがあるほどです。

明らかに普段とは違う耳鳴りを感じたら、ひとまず建物内に避難してやり過ごしましょう。
竜巻が通過してしまえば、次第に気圧は元に戻っていくはずです。

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