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ヒアリってどんな生き物?

最近ニュースで見ない日は無い「ヒアリ」という生き物。
危険なアリとして日本各地で注意喚起が叫ばれていますが、はたして何が危険なのでしょうか。

ヒアリ

ヒアリはもともと南アメリカに生息しているアリです。
しかし繁殖力が高く、人間の荷物に紛れて世界各国に広がっていることから「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選出されています。
ひとたび日本に定着すれば、人的被害・生態系破壊・インフラ破壊・農業被害など、私たちの暮らしに絶大な被害を及ぼすと考えられています。

ヒアリの恐ろしさの一端が、「攻撃性の高さ」にあります。
日本の在来アリはほとんど人を襲いませんが、ヒアリは巣に近づいた人間に容赦なく襲い掛かります。
しかもアルカロイド系の毒を持つ強力な針があり、刺されれば強い痛みやアレルギー反応などの症状を起こすことがあります。
いわばハチに刺されたようなものなので、複数回刺されるとアナフィラキシーショックで死亡するという例もある恐ろしいアリです。

ヒアリに刺されたときに行う対処法

ヒアリに刺された場合には、速やかに対処を行う必要があります。
体質によって症状の重さには個人差があり、放置していてもほとんど影響が出ないという場合もありますが、アナフィラキシーショックで死亡するという例もあるので油断は禁物です。

ヒアリに刺されたら、まずは慌てずにその場を離れましょう。
その場でうずくまると、近くにいた仲間のヒアリたちが集まってきてまた噛まれるかもしれません。
治療するために駆けつけた人が噛まれるという二次災害を防ぐためにも、車の中や建物の中に避難するのがベターです。

移動したら、20分~30分は安静にして様子を見ます。
東京環境局では、その間に何の症状も現れない場合でも病院を受診するようにと呼びかけています。

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もしもヒアリに刺されてから体調に異変を感じたら、経過時間にかかわらず、すぐに救急車を呼びましょう。
救急車が到着するまでは慌てず騒がず、できる限り安静にしておくことが大切です。
噛まれた痛み以外には何の症状も出ないというケースも珍しくありませんが、時間が経ってから急に症状が現れることもあるため注意が必要です。

救急車を呼ぶときには、「ヒアリに噛まれた疑いがある」と告げておくとよいでしょう。
あらかじめ症状を的確に伝えておくと、症状を抑えるための抗ヒスタミン剤の用意などがスムーズに進みます。

ヒアリを見つけても手を出さないことが大切

万が一ヒアリと思しきアリを見つけたら、絶対に近づかないようにしましょう。
ヒアリは大変攻撃性の強いアリなので、捕まえようとすればもちろん、確認のためにしゃがんだだけでも襲いかかってくる場合があります。
特に、ヒアリの巣に近づいた場合にはとてつもない速さで噛まれてしまいます。

ヒアリを見つけたら、「退治しよう」なんて思わず速やかにその場を離れてください。
殺虫スプレーをかけようと巣穴に近づくと、怒ったヒアリが足元から這い上がってきて噛まれることがあります。
自分でどうにかしようとせず、地元の自治体などに調査を依頼するようにしましょう。

また、日本の在来種には見た目がヒアリに似ているものもいるため、むやみに殺虫剤をかけると間違えて在来アリを減らしてしまう恐れがあります。
在来アリはヒアリにとって邪魔な存在でもあるので、在来アリとヒアリの区別がつかない方はむやみにアリを殺さないことが大切です。

ヒアリに噛まれないための具体的な予防策としては、「ヒアリがいる可能性がある場所では肌を露出しない」ということが大切です。
海外では農作業中にヒアリに噛まれるというケースが多いため、農作業中にはプラスチック製の手袋を着用し、長ズボンを履くことなどが有効な予防策とされています。

また、脱いだサンダルや靴を野外に置きっぱなしにしないというのも大切な予防策です。
野外に置きっぱなしだった履物にヒアリが入り込み、履こうとしたときに噛まれるというケースも多いため、ヒアリが出現する可能性がある地域では履物の管理に気を使いましょう。

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