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ペット大好き日本人!日本はペット王国
日本は世界でも屈指のペット大国です。
内閣府の広報室が平成12年に行った世論調査によると、日本国内でペットを飼っている家庭は36%に上ります。
実に3世帯に1世帯を超える割合で、何らかのペットを飼育しているということになります。
日本で最も多く飼われているペットは犬や猫などの小型哺乳類です。
その他には、インコなどの鳥類や、グッピーや金魚といった魚類にも人気があるようです。
人気のあるペットにある程度共通しているのは、飼育難易度がそこまで高くないというところでしょうか。
生き物を飼うためには一定以上の専門知識とそれなりの飼育費がかかりますが、ペットとして人気のある動物は少し慣れれば一般的な家庭でも大切に育てることが出来ます。
しかし、ペットを飼っている方のなかには動物園でしか見かけないような大型の動物を飼っていらっしゃるツワモノもいます。
日本でペットとしての飼育が認可されている動物のなかには、「え!こんな生き物が日本で飼育できるの!?」と驚いてしまうような動物もいるのです。
日本で飼える最大の動物はキリン
結論から言えば、個人が日本で飼うことのできる最大の動物は「キリン」です。
キリンといえば陸上最大の身長を誇り、体高は最大5.5mに達する、言わずと知れた超大型哺乳類です。
体重から言っても、キリンは陸上で6番目に重い生物とされており、体重は最大で2トンを超えます。
キリンよりも大きい陸上動物としては「アフリカゾウ」や「シロサイ」などがいますが、これらの動物はワシントン条約で保護されているため、個人で購入することはできません。
しかしキリンは、現在のところワシントン条約で国際取引規制対象外の動物となっているので、日本国内で許可さえ取れば飼育することが可能なのです。
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キリンを飼うためにはどうすればいい?
キリンを実際に飼うためには、各自治体で飼育許可を取る必要があります。
たしかにキリンはワシントン条約で保護されている動物ではありませんが、日本国内の動物愛護管理法で「特定動物」に指定されています。
長くなってしまうので難しい説明は省略しますが、特定動物とは「身体又は財産に害を加えるおそれがある動物として政令で定められる動物種」のことであり、要するに「ちゃんと飼育しないと誰かを怪我させる可能性のある危険な動物」のことです。
特定動物を飼育するための許可手順は自治体によって若干異なりますが、審査の大まかな流れは同じです。
審査では特に「キリンを飼育するのに十分な施設を保有しているか」という点が注目されるので、キリンを育てる環境さえ整えれば飼うことは可能です。
ざっくり言えば、ご自宅に「キリンがストレスなく生活できる広さで、キリンが絶対逃げ出せないほど頑丈でなスペース」が余っている方なら可能…ということになりますが、一般家庭にはちょっとハードルが高すぎる条件ですね。
そして気になるキリンのお値段は、1頭350万円~1300万円です。
値段にバラツキがあるのは、キリンの健康状態や大きさによって値段が大きく変動するためです。
ペットの値段と考えると高い気もしますが、あれだけ大きな動物の値段だと思えば、意外なほど安くも感じますね。
ただし、アフリカからキリンを輸送するためには、キリンの値段以上の輸送費がかかることもあります。
ちなみに、飼育費は意外に安く済みます。
キリンは主にアカシア属の木の葉や実を食べて生活しており、キリンの飼育スペースにそうした木が植えられていれば餌代は安く済みます。
そこまで高額な植物でもないので、エサを全て購入して賄う場合でも、かかるのは月に10万円程度です。
キリンを自宅に呼べるほどのお金持ちなら、大した出費でもないかもしれません。
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