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イカ墨は世界中で食べられている良質な食材

イカスミは世界各国で愛されている食材です。
「イカスミパスタ」などに代表される地中海料理には、主にコウイカなどから取れる良質なイカスミが欠かせません。
日本でも古くから「イカスミ汁」などの料理が食べられており、その独特の旨味の虜になる人も少なくないのです。
イカ墨
イカスミは本来、イカが天敵から逃げるために使う防御手段です。
海中で捕食者に襲われたイカは、体内に蓄えておいたイカスミを吐いてその場から離脱します。
これは単なる目くらましではなく、イカスミに含まれている旨味成分が敵を惑わすことで、イカスミ自体が「イカの身代わり」の役割を果たしているのです。
人間がイカスミの味を好むのは、イカスミにはこうした旨味成分がギュッと詰まっているからだと言われています。

イカスミを入れた料理は、その色素によって真っ黒になってしまいますが、見た目とは裏腹に大量の旨味を含んでいます。
そのため、汁物やパスタ、パンの原料など、イカスミは幅広い料理に利用されているのです。

ところが、イカスミにそっくりな食材であるタコスミは、普段ほとんど目にすることがありません。
「タコスミは美味しくない」という話も聞きますが、実はタコスミが食用になりにくい理由はもっと単純なことなんです。

タコ墨は実は美味しい!?

実際のところ、栄養素の面ではイカスミよりもタコスミの方が優れており、タウリンやアルギニンといった成分はイカスミの倍以上含まれていることもあります。

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タコ墨

「タコスミには旨味が含まれていない」という説もありますが、実際のところタコスミには旨味成分のひとつとして知られるグルタミン酸が含まれており、その量はなんとイカスミの3倍にも上ります。
つまりタコスミは美味しくないという説は間違いで、ちゃんと料理してあげればイカスミにも劣らない食材です。

タコスミを食べないのは単に「量が少ないから」

結論から言って、タコスミが食用にならないのは「量が少ないから」です。
「タコスミは美味しくない」という話は間違いで、タコスミはちゃんと美味しく食べることができる食材です。

しかし、タコスミには量が少ないという圧倒的なデメリットがあります。
1匹のタコから取れるタコスミの量はイカスミには遠く及ばず、仮に「タコスミパスタ」なんてものを作ろうとするなら、タコ50匹~100匹分のタコスミが必要になるのです。
イカスミの場合は、1匹のイカから2~3人前のパスタが作れますから、その量の違いがどれだけ圧倒的かがわかります。
もしもレストランでタコスミパスタを出すとしたら、一皿5000円はゆうに超えてしまうことでしょう。

また、イカスミはイカの身をさばく過程で簡単に取り出せますが、タコスミの場合そうはいきません。
タコのスミ袋は体の奥まった部分に隠されているため、取り出す作業も一苦労なのです。
他の内臓を取り出す過程でスミ袋を潰さないよう取り出す技術は、料理人にとっても難易度の高い作業です。

このような理由から、タコスミは一般的な食卓に上らないのです。
美味しくないからという理由は間違いで、単に希少価値の高い高級食材だからという理由が正解となります。

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